偏頭痛と緊張型頭痛について|東村山市 小平市 東大和市
2022/09/21
今回は、肩こりや腰痛と同様、慢性的な痛みの代表とも言える頭痛についてお話ししましょう。
ある統計では、週に一回以上頭痛が起こる人が26%、月に一回以上起こる人は85%とされていて、多くの人が悩まされている国民病の一つだと言えます。
ただ、皆さんがご自身の頭痛を正しく認識しているかというと、残念ながらそれはまた別問題です。
一次的な慢性頭痛として「偏頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」などが挙げられますが、当院に来られる方々の話を聞いていると偏頭痛と緊張型頭痛を混同されている方が多いように思われるからです。
「偏頭痛」は「片頭痛」と表記されることもあるため、こめかみの辺りが痛い、頭の片方だけが痛むというような症状すべてを「片頭痛」と勘違いしているのかも知れませんね。一般的に「偏頭痛」は「拍動性頭痛」に分類され、セロトニンの分泌で血管が異常拡張を起こし、血管周囲の神経を圧迫することによって生じると言われております。実際に体験したことがないのでテレビ番組の受け売りになってしまいますが、偏頭痛の痛みは相当に酷いようで、「後頭部から杭を刺されるような痛み」と表現された方もいらっしゃいました。
また、偏頭痛は光の刺激やある種の臭いで誘発されることも多いらしいので、特殊な頭痛と言えるでしょう。
「群発頭痛」は夜間に起こりやすく、眼の充血・涙目・縮瞳・眼瞼下垂や鼻水・鼻詰まりなどの症状を伴うことが多いとのことなので、やはりあまり一般的とは思えません。
というわけで、大半の方が感じている頭痛は「緊張型頭痛」である可能性が高いと思われます。特に夕方など仕事終わりに後頭部が重いあるいは痛むという場合はほぼ「緊張型」と言ってよいでしょう。パソコンやスマホの画面に集中して猫背気味になると僧帽筋や背筋群が硬くなり、脊柱の歪みや骨盤のバランスの悪さが生じます。更に筋肉の緊張状態が続くと、血行不良によりプロスタグランジンが産生され、頭痛が引き起こされるという訳です。このような「緊張型頭痛」の解消法としては蒸しタオルや入浴による首・肩の温め、あるいはストレッチやソフト整体による全身調整が効果的だと言えます。ただし、前回のブログで指摘したように、なんでもかんでもストレッチをすれば良いという訳ではないので、くれぐれもご注意を!
ご自身の頭痛がどのタイプなのかよく判らない方、市販の頭痛薬で効果があまり感じられない方は、速やかに専門医に相談された方が良いかも知れませんね。
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ソフト整体快人
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